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相続放棄したいということで相談⇒結局、調査の上、相続放棄ではなく相続登記をした。⇒無事売却完了で、負債を返済。

/相続放棄/相続業務日誌


本日、一件、売却の案件が完了しました。

 

最初は、知り合いの専門家の方から、懇意にされている会社さんの従業員の方が、相続放棄について相談したいとご紹介されたのがきっかけでした。

当初は、被相続人は、自宅の電気、ガスなど支払えていないため、既に止められていて、カード会社の請求書なども見当たったため、家、土地の不動産を所有はしているが、いくらぐらい、負債があるか分からず、不動産もできれば特に引き継ぎたくないというご意向(売却も少し難しい事情もあり)であったため相続放棄をする方向で話をお伺いしていました。

ただ、よくよく調べて見ると、不動産の名義は、被相続人だけの持分ではなく、あと二人との共有となっており、その他の二人は既に亡くなっており、その唯一の相続人がご依頼者本人であったのです。

この状態であれば、依頼者が被相続人について相続放棄をしたとしても、残りの持分は依頼者の名義となることになるため、きちんと相続登記をして、売却してそのお金で負債を返済するということになりました。

 

ここでは割愛しますが、売却も一筋縄ではいかないとある事情があったものの、今回何とか買主さんに無事引き渡すことができ、ホッとしております。

 

固定資産税の滞納もあり、差し押さえが入っていましたが、手付金をもってすぐに返済してもらい嘱託登記も急いでもらい、何とか3月中に決済できました。

 

当初は、4月中旬実行予定であったのが、買主さんの都合で、急に3月中にということになって、バタバタです。

もし、当初から3月中に残額決済なら、嘱託登記は、移転と同時に出すつもりでしたので・・・。

 

また、買主さんも4月には海外に出て戻ってこれないということで、色々と気が気じゃなかったです。

今回は、実行日も二転三転して、かなり振り回されましたが、無事完了してよかった。

 

でも、こんなの日常茶飯事。

ちょっとやそっとでは、動じませんよ。

 

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