昨年の年末近くに、ある司法書士さんより、帰化して日本国籍となっていましたが、帰化前の国籍が韓国であった方が被相続人である相続登記について、必要な相続関係証明書(具体的には、相続人を特定するための韓国の書類の収集・翻訳)のご依頼を受けていた案件がありました。
色々な情報をこちらでも調べて、請求したものの、韓国書類は発行されず。
その状況を報告したところ、ご依頼いただいた司法書士さんより、年内で司法書士の登録は抹消する予定なので、相続登記申請を含めて引き継いでほしいというご要望を頂きました。
途中からとなりますが、ご依頼者と直接ご連絡をお取りし手続きを進めさせていただくことになりました。
私は大阪で、司法書士さんもご依頼者さまも東京都の方でしたが、いまどき、どこにいても全国どこの手続きを進めるのに支障はありません。
名義人となる方はお二人で、別々の東京法務局の管轄だったにも関わらず、終始全く問題なく、スムーズに進み登記の完了もそれほど時間もかからず終わりました。
ご依頼者さまには、非常に喜んでいただけて、権利証の受領証と一緒に有名なお菓子までお送りいただいて、お礼のお電話をお入れした時も、
「今回は、何も分かららずどうしたらよいか分からなかったところ、本当に助かりました。もしまた何かあったら是非お願いします」
と何よりもうれしいお言葉も頂き、わたしのほうこそ感謝、感謝です。
ご依頼者に喜んでいただける、その声を直接お聞きできるという何にもかえがたい遣り甲斐のあるしごとであると思います。
相続手続きは大切な方が亡くなり、どうしたらよいのか途方にくれた親族の方が助けを求めてご相談を頂きます。
そんなご相談者のお役に少しでも立てればと日々全力でサポートさせていただいております。