本日は、このようなご相談のお電話をお受けしました。
亡くなった母が、実は昔韓国籍から帰化していることが、相続手続きを進めていくと判明した。
司法書士に依頼しているが、帰化前の韓国の本籍地の情報が分からないうことで、そこで止まってしまって、手続きが進まなくなってしまった。
という内容でした。
このままにしておいても、進まないかもしれないので、別の司法書士に依頼することも考え調べて当事務所にご相談頂いたようです。
結構よく聞く話です。
一般の司法書士事務所では、在日の方（帰化している方を含む）に関する相続手続きは、それほど頻繁に受けるものではないため、たまに受任したり、あるいは初めて受ける場合には、非常に大変な仕事となります。
ひとつ壁にぶつかってしまうと、そのまま時間が過ぎてしまい、ご依頼者は進まないと感じてしまう結果となることが多いようです。
そういったご相談者の方の場合は、一度司法書士に依頼して失敗したと思われているので、非常に不安がられます。
確かに、韓国籍の方が関わる相続手続きは一筋縄ではいかず、個別に頭を悩ませどう進めるか難解な場合も少なくありませんが、当事務所では、今のところ相続登記はすべて無事完了しておりますので、詳しくご説明し、ご安心いただくようにしています。（もちろん、他の相続人の方やご協力が頂ける前提があってのことです）
餅は餅屋と言いますが、同じ司法書士という専門家でも、なんでもどこでも受けられる仕事と、そうでない仕事があるので、ご依頼される方ができれば本当の餅屋をご自身である程度調べて見極められることが、費用、労力ともに最低限にするためには重要なのかもしれません。
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