数か月前に、ある司法書士さんからご相談を頂きました。
相続登記を含む、相続手続きに必要な相続関係証明書、具体的には、韓国書類の収集と訳文の準備のご依頼です。
ご用意いただいてる相続関係説明図を見ると本当に気が遠くなるような複雑さ。
兄弟相続で、他の兄弟姉妹はすべて既に死亡。
兄弟姉妹の数は多いしその中には複数回の結婚をしている人も数人含まれ、その子供たちもすごい数、これは前途多難だと、テンションかなり下がる・・・。
と言いますのは、韓国では、配偶者や直系血族からは書類が請求できても、傍系の血族からは請求が基本的にできなくなっていますので、兄弟相続のケースは非常に相続関係を証明する書類を集めるのが難しいのです。
さらに、その兄弟姉妹もみんな亡くなっていて、その下の子供たちの数も半端なく多い。
そんな人たちの委任状等のご協力をすべてもらわないと、進められないなんて現実的には厳しい話。
そのような状況のため、まあ、全部集めるのは無理だろうと話を聞いてみると、なんと相続人に当たる方、必要な方の委任状やその他のご協力がなんとかすべていただけそうな司法書士さんの話。
これは望みがある!
と一気にテンションが上がったのは言うまでもありません。
協力が必要な方のお力を頂ければ、あとは、こちらの力量次第ですので、どれだけ複雑な相続関係でも、お手のものです。
無事、必要な韓国書類をそろえることができ、手続きも進められることになり、司法書士さんも喜ばれていました。
どれだけ複雑でも、サクサクとすすむ相続手続きは結構ある。
気が遠くなるような複雑な相続、大勢の相続人の関与が必要な相続、途中で想定してなかった相続人が判明した相続・・・などでも、最終的に相続登記完了までいけたケースは山ほどあり、このブログでも、何度か書かせていただきました。
とにかく、複雑な相続が解決したときには、お役に立ててよかった~という気持ちが大きいです。
これからも、
「前川さんにお願いしてよかったです!!」
というお言葉を頂くために、日々自分磨きに頑張ります!